本田さんの足跡を辿って④旧八東小学校の望遠鏡『想いを受け継ぐ』
本田さんにとって八東尋常高等小学校以外の学生生活はありません。卒業後、26才まで小学校近くで家業の農業をしていた本田さん。このような記載が学校創立100周年記念誌に見られます。
《昭和7年11月20日午後7時より翌朝未明まで獅子座流星群実地観測。少年有志五十名。観測した星262個。本村青年天文家、本田実君の実地指導に感謝する》
現代では想像し難い校内イベントです(笑) このような観測会を経て地域の星の関心も高まり、昭和29年には本田さんが仲介し西村製作所作成の立派な望遠鏡が小学校に納入されました(下画像)。そしてそれは今も、小学校で年に一度は子供達に実際に使われています。( 山脇 京 )
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