本田実さんの足跡を辿って出会った方③村山定男さん『日本の隕石落下地すべてを調べ上げ踏破する』

　村山定男さん（1924-2013）は本田さんより9才年下の天文学者。お二人は昭和28年紛失していた岡山県冨田隕石の再発見時、昭和50年の瀬戸内火球探索にも同行されていました。

　倉敷の本田さんのご自宅には、村山さんが訪問時に貴重な石を見せてくれたと、なんとちゃぶ?!の裏に日時が記録されていたものがありました。よっぽど嬉しかったのかもしれません(笑)。気心が知れた間柄が偲ばれます。

　そして、居間には今からちょうど50年前、村山さんの解説でTV中継されたアポロ11号の月面着陸に想いを寄せた書が今でも掲げられています。（ 山脇 京 ）

村山定男さん（1997年撮影）