本田実さんの足跡を辿って(17)小槙孝二郎『アマチュア流星観測第一人者』
1903年(明治36年)津山市の山本家に生まれ、結婚後に小槙姓になり和歌山にて教職につきながら観測を続け、流星観測を全国的な組織に発展させた方です。
本田さんの御実家に残されていた古い『天界』から繋がりをみることができました。
昭和7年9月137号の観測部流星課の課長が小槙孝二郎氏。新観測者として本田さんの名が紹介され、次のページの琴座流星群の項に‥ただ1人、本田氏が観測していた‥と記載がありました。本田さんもこれを見てとても嬉しかったのでしょう、赤鉛筆で下線をひかれていました。その後も度々、小槙さんは本田さんの名前をあげられていました。
小槙さんは10歳年上、出身地も近く親近感が互いにあったのかもしれません津山時代の小槙さんの天文の師の一人は水野千里氏。のちに倉敷天文台に大きく寄与した方で、この点でも本田さんと小槙さんはご縁があったようです(^^)(山脇 京)
0コメント