木星と土星の大接近

 12月21日(月)夕方、南西の低空で木星と土星の大接近が起こり、その様子を鳥取市さじアストロパークでとらえました。見かけの接近距離は0.1度と、月の見かけの大きさの約5分の1ほどの大接近で、望遠鏡の同じ視野に見ることができました。

 もちろん、これは見かけ上のことで、地球から木星までが約8億8600万km、土星までが約16億1900万kmと距離がまったく異なりますので、たまたま同じ方向に見えたということです。しかし、2つの惑星がこれほど近づくのは、1623年以来、約400年ぶりという珍しさです。次回、木星と土星がこれほど接近するのは2080年です!(Ori)

 日時:2020年12月21日(月) 17時34分
 機材:星のコテージ「ジュノー」15cm屈折望遠鏡(焦点距離1800㎜)
    ZWO ASI290MC
 備考:露出の異なる2つの画像を合成して調整

鳥取天文協会 Tottori Society of Astronomy

鳥取天文協会は鳥取近隣の天文愛好家で作るグループです 以下に引っ越しました https://toritenkyo.blogspot.com/

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