十三夜の月
十三夜の月🌔 そして、30日(金)の未明、月と火星の接近🌌
十三夜とは、昔使っていた月の満ち欠けをもとに1か月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)の9月13日の夜を指し、この日に見える月は旧暦の8月15日(十五夜)に出る月(中秋の名月)と並ぶ名月とされています。
平安時代に中国から伝わったとされる十五夜の月を愛でる風習とは異なり、十三夜の少し欠けた月を愛でる風習は日本独特のものと言われています。
ではなぜ、満月でもない十三夜にお月見をする風習が日本で始まったのでしょうか?
これに関しては諸説あるものの、延喜(えんき)19年9月13日 (現在の暦では919年10月9日)に、当時の法皇が催した月の宴がきっかけとなったというのが、最も有力な説とされています。
また、十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)とセットで呼ばれることも多く、旧暦8月の十五夜の月を「前の月」、9月の十三夜の月を「後(のち)の月」と呼んだり、2つの月を合わせて「二夜(ふたよ)の月」と呼ぶこともあります。
そして、片方しかお月見を行わないことを「片見月(かたみづき)」と呼んで、縁起の悪いものとされています。』
旧暦の9月13日には、十三夜の月見を行う日本独特の風習があるそうです🌔
中国から十五夜の月見が入って来る前から行われていたそうです。
十五夜は「芋名月」とも言いますが、十三夜は「豆名月」や「栗名月」と言うそうです。
今年の旧暦9月13日に当たるのが、10月29日(木)
帰宅途中、雲もありましたが、綺麗な十三夜の月を見ることができました🌔
日付は変わってしまったのですが、30(金)の未明2時40分頃にふと目が覚め外に出ると、西に傾いた十三夜の月が見られました。
雲が多いながらも明るく綺麗に輝いていました。
そして、その近くには火星の姿が。
こちらも月明かりに負けることなく明るく輝いていました。
準大接近を経たばかりのとても明るい火星、➖2.2等あるそうです。
そして、30日(金)未明3時33分頃には月と離角2.7まで接近したとのこと。
ちょうどその前の2時40分過ぎ、月と火星を自宅の庭から撮ることができました。
ちょうど月が沈む方向には山があり沈む直前だったので、3時33分頃には見えなくなっていたと思います。
十五夜だけを見て十三夜を見ないのは、「肩月見」といって縁起が悪いと言われているそうですが、両方見られたら縁起がいいのかな⁉️😅
先人が愛でた十三夜の月、少しばかり風流な風習に触れられた十三夜の月見でした🌔(植垣 緑)
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