惑星同時撮影

 8月30日(日)20時~23時で、「惑星の同時撮影」を呼びかけ、3人が撮影をおこないました。木星と土星で比較してみました。(木星の撮影時間順で並べてみました。自転の様子がよくわかりますね)

 木星の主要な模様は3人の画像ともに確認できます。木星面の変化を追跡観測することは十分に可能だと思います。

木星(20時7分)  土星(20時11分)  織部 隆明
※木星のすぐ右横に写っているのは衛星「エウロパ」



木星(21時13分)  土星(22時00分)  石谷 健二郎



木星(21時35分)  土星(21時22分)  八木谷 祐一


【織部データ】
 機 材:ペンタックス15cm屈折(F12)、2倍バローレンズ
 カメラ:ZWO ASI290MC
  シーイング:4/5、透明度:4/5
 撮影ソフト:SharpCap 3.0.14
 画像処理ソフト:RegiStax 6.1.0.8、Photoshop Element、ステライメージ8.0
 場 所:鳥取市さじアストロパーク(標高 397m)
 コメント:どのように撮影・処理をおこなうのが良いか、まだまだ修行中です。


【石谷データ】
 機 材:タカハシ TSA-120、35フラットナー、エクステンダーED1.5×、
     テレビュー Powermate5.0x
 カメラ:ZWO ASI290MC
 赤道儀:セレストロン CGEM
 撮影ソフト:SharpCap 3.2.6383
 画像処理ソフト:RegiStax 6.1.0.8、Photoshop 2020 v 21.2.2
 場 所:八頭町郡家の自宅
 コメント:おそらく、私が経験した中で、最高のシーイングだったと思います。
      眼視でもよく見えました。5段階の数値を意識したことがないので、
      どう表現したらいいかわかりませんが、4〜5でしょうか。
      透明度はわかりません 雲が出ていましたが、すっきりしていたと
      思います。


【八木谷データ】

 機 材:ミザール10㎝反射(F6)、EXPLORE SCIENTIFC 3×バロー
 カメラ:ZWO ASI290MC
 シーイング:4/5、透明度:3/5
 ソフト:RegiStax6でWavelet処理
 場 所:国府コミュニティセンターP(標高25m)
 コメント:20時頃はシーイングが悪かったですが、21時をまわると少し安定して
      きました。今回は単純構造の大昔のミザール社の10㎝ニュートン反射
      で撮影してみました。f=600㎜と短いので3倍バロー+トリミング
      です。5倍バローが使いたいところですが残念ながら持ってません。



 また、石谷さんは10月に地球に準大接近となる「火星」も撮影されました。

火星(22時26分)

鳥取天文協会 Tottori Society of Astronomy

鳥取天文協会は鳥取近隣の天文愛好家で作るグループです 以下に引っ越しました https://toritenkyo.blogspot.com/

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