満月期zoomミーティング

 恒例となりました?、満月期のzoomを使ったミーティングを、8月2日(日)20時からおこないました。最初は、河越さん、石谷さん、織部の3人だけだったので、とりあえず河越さんの「観測開始後、何分で最初の流星が現れるか?」についてお話いただきました。

 今年1月から6月までの河越さんの67サンプルの流星眼視観測のデータを使い、分析・考察をおこなったものです。最初の流星出現までの時間は10分台にピークがくるような分布になったそうです(実際の最大は3時間見ても0個)。カメラなどの流星観測では最初の10分以内で最初の流星が出ることが多いことを考えると、開始直後はまだ目の暗順応が不十分だったり、集中力が高まってきてなかったりすることが原因ではないかということでした。そして、3時間で0個というのは長時間観測による集中力の低下も大きく影響しているのではないかという考察でした。

 その後の質問で、河越さんの自宅での最微光星が4等星で、流星は3等が限界ということ、そしてベランダで椅子に座って観測をしていて、視野の半分は家で見えないことなどを紹介されました。もっと観察条件の良い星空なら、今回も結果も違うだろうと言われていました。

 その後、織部が「カブリ補正」について紹介しました。これについては後ほど、ホームページで紹介したいと思います。

 その頃ちょうど、米子の古都さんと森山さんが合わせたように入室されました。そこで、森山さんに天文フリーソフト「DSS」について紹介していただきました。森山さんによると、多数枚コンポジットでもサクサク動くということでした。しかし、ステライメージと比べると、コンポジット後の星のシャープさが一段悪いとのこと。

 これに関連して古都さんから「ステライメージは最近のマルチコアに対応したプログラミングになっていないので、処理スピードが遅い」という指摘がありました。

 そんなこんなで盛り上がっていると、あっという間に40分が経過し、今回のミーティングは終了となりました。(Ori)

鳥取天文協会 Tottori Society of Astronomy

鳥取天文協会は鳥取近隣の天文愛好家で作るグループです 以下に引っ越しました https://toritenkyo.blogspot.com/

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