東京都内でも星雲が写る、QBP フィルターを使ってみました
昨年より天文雑誌で紹介されているサイトロンジャパンのQBPフィルター(東京都内でも星雲が写る)を使ってみました。鳥取市内の自宅でM42を撮影してみました。西に傾いたオリオン座の下方は約1㎞しか離れてない鳥取駅付近の灯りで白んでいますのでQBPフィルターのテストには丁度良い光害地です。
左画像はノンフィルター、真ん中はQBPフィルターを装着し、比較の為に画像処理はしていない素のままの一枚もの画像です。右画像は8コマを加算平均して仕上げたもので、QBPフィルターを使えば光害地でもここまで写ることがわかりました。表現したい輝線もありますので対象の星雲は各自で選べば良い写真が撮れると思います。遠くの暗い場所に行けなくなった時は役に立ちそうです。
仕様は販売店の下記URLを、QBPフィルターの使い方、制限や注意事項は星ナビ2019年6月号をご覧ください。(八木谷 祐一)
https://www.syumitto.jp/SHOP/SY0017B.html
【撮影データ】
(左)ノンフィルター 2020/03/25、19h11m03s、ISO=800、
露出10秒(画像処理なしの素のままの一枚もの)
(中)QBPフィルター 2020/03/25、19h18m12s、ISO=1600、
露出20秒(画像処理なしの素のままの一枚もの)
(右)フィルター&8枚の加算平均、2020/03/25、19h18m12sから
20秒×8コマ=160秒(ステライメージ8、DPP)
共通機材:タカハシEM-11Temma2Jr、SharpStar80㎜+RD 0.76、
f=380㎜、 F=4.75、 PHD-2
カメラEosKissX7i新改造
※余談ですがEos6Dが入院中だったので最近EosKissX7iをよく使います。
0コメント