ベテルギウスの明るさ比較
オリオン座の三ツ星の左上の星「ベテルギウス」が暗くなっている、という話題はご存知の方も多いことでしょう。もともと、明るさが変わる「変光星」ですので、暗くなること自体は珍しくないのですが、今回は暗くなり方が急ということで注目されているようです。
11月30日(このころ1.0等)に撮影した画像と、昨日2月14日(最近は1.6等)に撮影したオリオン座をならべてみました。写りの条件がちょっと違いますが、ベテルギウスが少し暗くなっているのはわかりますね。
ベテルギウスは星の一生の最後のほうにあり、いつ爆発してもおかしくないとよく言われますが、現在の科学で予測できることは「ベテルギウスは1000万年の寿命の残り1割くらいの段階にある」ということまでなので、ここ100万年以内には超新星爆発を起こすと思われますが、それ以上の予測は難しいところです。
でも爆発すれば、昼間でも見えるくらいに明るくなると予想されていますので、爆発してほしいような、でもオリオン座の美しい姿が崩れてしまうのはもったいないので、爆発してほしくないような・・・、そんな複雑な気分ですね。
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