あっちこっち気まぐれ観望

 私は双眼鏡で星空のあっちこっちを観望するのが好きで、俗に言う眼視派なのですが、気まぐれにEOS Kiss Xにペンタックスの50㎜標準レンズをくっ付けて、天の川付近を撮ってみたりしています。このデジカメで撮った写真をコンピューターに取り込んで拡大してみると、空の状況にもよりますが10.5等くらいまで写っています。以前撮った写真と今撮った写真をコンピューターで拡大して見比べると、変光星が明るくなっていたり、暗くなっていたり、小惑星が移動していたり、流れ星が写っていたり、いろいろと宇宙の営みが見えて、楽しくなります。

 変光星にもGCVSに登録されたもの、GCVSにはまだ登録されていないがAAVSOのVSXに登録されたもの、いろいろな自動観測プロジェクトで確認され各プロジェクト独自のカタログに登載されているもの、或いはまだどこにも登録されていないが明らかに変光していると思われるものなどがあります。

 織部さんからTSAニュースに書く話題が何か欲しいと言われ、悩んだ挙句、今までに撮った標準レンズ写真(古いものですが)の中から適当に変光星や小惑星などを、大きくトリミングして提供してみたいと思います。今回は変光星「Z CYG」赤経20h01m27.46s 赤緯+50°02′32.6″です。(はくちょう座Z星)

 変光範囲:7.1-14.7(V)  変光タイプ:M(ミラ型)   変光周期:263.69日

 ※ミラ型は脈動変光星で、星の一生の最後のほうにある星が不安定となり、大きくなったり、小さくなったりして明るさが変わります

(画像上が2017年11月12日、下が2017年7月19日の撮影です) (前田式部)

鳥取天文協会 Tottori Society of Astronomy

鳥取天文協会は鳥取近隣の天文愛好家で作るグループです 以下に引っ越しました https://toritenkyo.blogspot.com/

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