TNSに報告されHPM starと指摘されたAT 2022weo

 先日TNSに報告されたAT 2022weoがHPM starと指摘されており、写真星図を見ると固有運動が大きそうなので計算してみると5.123秒/年、いつもの方法で可視化してみました。赤い星です。
 写真星図(15分角)は中心を発見報告の位置に合わせてあるので、現在は写真星図中心まで動いている事です。

 発見報告方法が自動観測、過去の星表との自動比較、新天体の可能性の有るものはそのままTNSへ自動報告という流れが想像できるのですが、もう一工程加えて固有運動の大きな星を判別するシステムの必要があると思います。例えば今過去の星表との比較で新天体を判別しているのであれば、逆の事も出来るのではと思います。新天体と思われるものが見つかった場合、今撮ったデーターに過去の星表を比較し、近く(15分以内くらい)に過去の新天体と思われるものが存在した場合「固有運動の大きな星」の可能性が高いと判断するようなシステムで対応できないものかと思ってしまいます。(前田 式部)


 TNS AT 2022weo 02 53 06.460 +16 51 28.40 mag12.7
  ① DSS POSS1 Red
  ② DSS POSS2/UKSTU Red
   ※固有運動量 5.123秒/年、 距離12.5光年、 絶対等級16.4等

鳥取天文協会 Tottori Society of Astronomy

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